七五三の祝い着のお仕立て依頼も一段落しました。
七五三の行事は昔、乳幼児期を無事に乗り切って成長したことへの感謝と、子どもの末長い健康を祈って氏神様に参詣したのが始まりと言われています。
コロナ禍による在宅勤務のせいでしょうか、お父様も一緒にお子さん連れでお見えになる例も多くありました。
ご自身の5歳の時の羽織袴を、揚げ直しをしてお子さんに着せたいとのご希望もあり、出来上がりをご覧になって、30余年の時を経ての思いを感慨深げにお話しされました。いつの時代も、慈しみの親心は変わりませんね。
立派に成長したお子さんを囲んで、ご家族揃ってお祝いする情景が目に浮かびます。