昔の日本の生糸は、今の生糸より品質が高く、ものが良かったので、 古い着物を洗い張りに出しても、前回の線がきれいに消えて生地がおきあがってくるそうです。 理由は昔のお蚕さんには、力があったと聞いています。 手間暇を惜しまず土を作り、お蚕さんの食べ物である桑の葉を育てていたそうです。 今は、いろいろな技術は発達しましたが、土作りも環境の変化で難しくなっているようです。 お蚕さんも人間も同じで、きちんとした食べ物を食べないと影響がでてきてしまうのですね。