5月
着物に使う生地の長さは、おおよそ1反(約12m)です。
1個の繭から約1000m~1500mの生糸が引け、1反の着物地は約5kg(繭2500~4000個)の
繭が必要だそうです。
絹糸の長さに換算するとおおよそ4500kmで、東京⇔シンガポールの距離にほぼ等しいそうです。
びっくりするほどの長さですね。
4月
先日、自分用に縫った着物を着て出かけました。身丈や裄が自分の寸法に合った着物はとても着やすいです。
しかし、私は小柄なので抱き幅をもう少し狭くしたり、肩幅と袖幅のバランスを変えてみたら
もっと着やすくなるんじゃないかと課題もできました。また自分の着物を縫うのが楽しみです。
3月
私の縫った針目を見た先生に「あなた、心が乱れているわね」と言われたことがあります。
集中力に欠けたり、また逆に緊張しすぎていても針目は乱れてしまうのです。
心にメリハリをつけて集中力を高めていかなければと思います。
2月
和裁あるある
私たちは、仕事で使う縫い針を年に1度のバーゲンでまとめ買いします。
時々、不良品の針が混ざっていることがありますが、先生の「どの世界にも新人さんがいて、
失敗して成長していくのよ」との一言で「針の世界の新人さんもがんばれ」と思いました。
1月
「ハギを入れる」「割りを入れる」とは、生地幅の狭い反物を用いてお仕立ての場合や、
丈の短い着物を長く仕立て直す場合に、別布を足して希望の寸法にできるようにすることです。
「身丈を長くする」「裄を長くする」「身幅を広くする」など、様々なハギがあります。
残布を使って目立たないように入れたり、別布を使って、わざと目立つようにデザイン的に入れることもできます。
生地幅の狭い反物や、寸法の合わない着物をお持ちの方は、ぜひハギを入れてご自分に合った寸法に仕立ててみて下さい。