先日、布地の幅が狭いために裄が希望寸法に出来ない男物の長襦袢・着物・羽織を仕立てることになりました。最近の若い方は、身体が細く手と足が長い傾向にあります。そんな時に使うのが「ハギ(足し布)を入れる」という技術です。昔の着物を自分用の寸法に直す時につかうのも、この技術です。
昔からある技術ですが、どの位置に入れるかは基本的にほぼ決まっています。その位置を決めた先達の巧みさには頭が下がります。