6月
梅雨真只中です。
この時分は蒸し暑く、雨も降ったり止んだりで着物を着ることがなかなか億劫になりますが、
雨コートを着て雨下駄を履いてお出かけすると、景色が変わって見えて楽しいかもしれません。
雨の中の紫陽花はとてもきれいですもの。
5月
最近、新人さんが入ってきました。以前は椅子に座って作業をしていたようで
胡坐(あぐら)に慣れるのが大変そうです。
胡坐をかくのか椅子に座るのか、どちらが正しいなんて事はないと思いますが、
根本的にやり方が違うのだなと、私は感じました。
最初に学ぶのが専門学校なのか和裁所なのか、場所によって全然違います。
4月
和裁あるある
お店に生地や服を買いに出かけると、サイズや長さの表記がcmになっていますが、
普段の仕事では鯨尺(くじらじゃく)を使っているので、つい尺でイメージしてしまいます。
cmがどれくらいの長さになるのかを忘れてしまっています。
3月
和裁を始めて11年が経ちます。
それまで針も持ったことがなかったので、針の正しい持ち方から始めました。
習い始めたら、奥が深くて一生勉強できる、いい職業だと思い、やりがいを感じています。
まだまだ出来ないこともたくさんあるし、仕立ての方法もどんどん変わっていくので、
とてもじゃないけど経験が長いからと言って偉そうにはできません(笑)
2月
先日は、生徒みんなで“直し物”をやりました。
身丈直しや身幅直し、裄、袖丈、留袖の比翼取替え、八掛取替えなど、様々な直し物がありました。
中沢和裁師範学舎では新品の着物の仕立てはもちろん、長襦袢、羽織、コート、帯、家庭着など
色々な仕事があり、生徒ひとりひとりのレベルにあった仕事を任せてもらえます。
主に着物を縫う人が数人、長襦袢1人、コート2人、お稽古の方が3人のメンバーで毎日がんばっています。
1月
羽織を道中衿コートに仕立て変えるお仕事を頂きました。
亡くなられたお姑さんの羽織を洗い張りして、裄と丈は長くして衿を道中衿仕立てにするというものです。
出来上がった品物をご覧になって「これでまた永いこと着続けられるわ」と言って頂き、
着物を大切に受け継いでゆくお手伝いができたことを、とてもうれしく思いました。